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TNR

今年の初め頃に一匹の猫が自宅の庭に時々来るようになりました。誰かが餌をやっているのかなと思い、そのまま様子を見ていました。

春頃になってしばらく姿を見ないなーと思っていたら・・・

子猫を3頭も連れてやってきました(全部クロネコ!!)。

さあ大変です。このまま放っておいたら来年にはいったい何頭に増えているやら。

子連れでうろうろしているということは、飼い主さんはいないだろうと判断して、TNRを行うことにしました。(TNRとは、「捕獲」「中性化=不妊手術」「元に戻す」の頭文字を並べた略語です)野良猫は触ったり抱いたりはさせてくれませんので、餌付けをして一頭ずつ捕獲器を使って捕まえます。

まずはお母さん。不妊手術。(おっぱい張ってます。)

子猫1頭目、不妊手術(メス)。

子猫2頭目、去勢手術(オス)。

子猫3頭目、不妊手術(メス)。画像撮り忘れました。

野良猫のTNRを行う場合、手術が終わった後は元の場所に戻すためエリザベスカラーはつけられません。また再度捕獲して抜糸を行うのもとても大変です。そこで傷口は合成吸収糸(溶ける糸)を用いて皮膚の表面に糸が出ないように特殊な縫合を行います。また、再度手術されないよう(かわいそうですが)耳カットも行いました。

とりあえずこの猫たちは一代限りで一生を終えるので、これ以上増えることはありません。また、発情期の猫といさかいを起こすこともなくなるので、平穏に暮らせるのではと思います。野良猫4頭の手術はとても大変でしたが、みんな元気で平和に暮らしてくれればと願います。

無事に巣立ちました。

病院入り口の横に巣を作っていたツバメですが、無事巣立ちました。

親鳥と一緒に巣立っていきましたが、しばらくするとまた別の(?)ツバメが巣に出入りし始めました。そーっと覗いてみると・・・。

また産卵されていました。ツバメはワンシーズンに2回子育てをすることがあるようなので、もう少し観察してみます。

バードストライク?

当院の入っているテナントビルは、ガラス面積が広いです。

そのためなのか、春先になると野鳥の衝突事故が結構な頻度で起こります。

すずめのケースが多いですが・・・。

こんな鳥も!

野鳥は基本的に飼育することが許されていません。また、鳥インフルエンザ等の病気で弱っている場合もあるので、落ちている野鳥をむやみに保護するのは危険です。

ガラスへの衝突が明らかな野鳥を保護する場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

当院過去ブログ:「すずめの保護」

外に何かいる。

最近良く入口の横で外を眺めています。

こちら側が気になるらしい。

視線の先には?

つばめの巣です。大家さんがガードを付けてくれています。

ヒナは2羽のようです。大家さんやテナントの皆さんも優しく見守っています。元気に巣立ってくれるといいなと思います。